京野アートクリニック高輪へ
品川駅の高輪口を出て、プリンスホテルさくらタワー横のさくら坂を100メートルほど登る。落ち着いた雰囲気のマンションの中に、京野アートクリニック高輪はあった。
こちらを選んだのは、未婚証明のみで体外受精ができること、高齢での実績が高いことだ。妊娠の報告で終了しているブログもいくつかある。治療内容に関してはまだ知識が薄いこともあり、判断の要素が薄い。
前のクリニックでもそうだったが、不妊治療専門クリニックはとても綺麗で設備が素晴らしい。スタッフの対応も良い。その中でもこちらはかなりレベルが高い気がする。治療中はどんよりしがちなのでありがたい。キャンディ、Wi-Fi、ミネラルウォーター、豊富な雑誌、通常の半分以下の料金のカウンセリングとマッサージ。温熱マットとタップのある仕事?席もあり、皆さんガンガンとノートで仕事をしている。最近持病(いずれ別に書きます)で仕事をセーブしている私はちょっと気後れする。
今日は血液採取と内診のみ行う。超音波の結果は問題なし。見えている卵胞は2個だけ。前月にたくさん排卵したのでその影響かもしれないという。左の卵巣はやはり子宮の裏にあり見にくいそう。採卵は子宮を突き抜くことになるかもしれないと言われ、恐ろしくなる。
後日、検査結果を聞きに行く。内診が終わり診察室に呼ばれる。
検査結果は特に問題ない。私のAMHは一年で0.16下がり1.33。マイナス3歳相応だけど大体ドンピシャとドクター。パートナーくんの数値は5.9と若干改善だが、前回この値の半分が正常形態だったことを考えると2.95となる。やはり足りない。
こちらでも私の年齢だと成功率は1%未満であることを告げられる。それは了解している。根拠はないが、どこかで自分だけは大丈夫だと思いたい気持ちがある。
これからのスケジュール。
2度、卵の様子を観察してから採卵、2日後に新鮮胚の移植という流れだ。
その日は自己注射の説明を受けて帰宅する。